バネホックをカシメ打ちで取り付けるコツ!(レザークラフト入門)

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革小物にボタン(バネホック)を付けたい場面は多く有ります。キーホルダーや財布にバッグなど、革だけでは実現しづらい機能を追加するために必須のものから、あると便利気が利いていてオシャレなどの装飾的なものまで多種多様です。

レザークラフトのボタンなど、金属部品を取り付けることをカシメ打ち(カシメる)と言いいます。カシメとは聞き慣れない言葉ですが、叩けば叩くほど硬化する金属の性質(塑性変形)を利用して、部品を固定する方法のことです。

今回の記事では、バネホックをカシメ打ちで取り付けるために必要な道具や材料とコツをご紹介します。

意外と多い!カシメ打ちに必要な道具と部品

カシメ打ちの工程に必要な道具は沢山あります。細かい部品も多いので、100円ショップで売っている小物入れなど、部品入れがあると良いですね。まずはごく一般的なボタン(バネホック)の部品からご紹介します。

バネホック

バネホックの組み合わせ

ボタンひとつに4点もの部品があります。本体側の革にはAとBを、蓋側の革にはCとDを取り付けます。ボタンを組み合わせたときの重なり順は、下からA→B→C→Dとなります

バネホック打ち棒

バネホックを革に打ち付ける(カシメる)ための専用の棒です。2本一組で、それぞれに凸と凹の加工がされているのが特徴です。打ち棒には取り付けたい部品の種類(ホックやハトメ)やサイズに応じて専用の打ち棒が有ります。初めてホックなどの金属部品を買う場合は、打ち棒もセットで購入しましょう。売り場にはたいてい金属部品と打ち棒の対応表が置かれていますが、判断に迷った場合は、店員さんを頼りましょう。

バネホック打ち棒

(東急ハンズで各サイズが300円~500円前後で売っています。)

オールマイティプレート

ホックをカシメる際の台座として使用する、金属の塊です。打ち棒で打ち付ける際に部品を傷つけないように、種々の凹が掘られています。反対側は平らに加工されていて、部品に応じて面を替えて使用します。オールマイティという響きが中二っぽくて面白いですね。

かなり重い道具なので、作業台から落としたりしないように、取り扱いには気をつけてください。

オールマイティプレート

(東急ハンズで2400円ほどで売っています。)

ハンマー

菱目打ちに使用したのと同じハンマーです。

ハンマー

菱目打ちの場合は、ハンマーを使わない方法もありますが、ボタン付けに回避策はありません。数をこなして慣れることで、叩く回数(騒音が発生する回数)を減らしていきましょう。
(東急ハンズで1300円程度で売っています。)

穴あけパンチ(ポンチ)

革にボタンを取り付けるための穴を空けるための道具です。空けたい穴のサイズに応じて先端の部品を取り替えて使います。

差し替え式パンチキット

先端部品はネジ式で本体に取り付けますが、きつく締めすぎた場合など、手の力だけでは取り外せなくなったときは、付属のレンチを図のように軸と部品に空けられた穴に挿して、テコの原理でもって取り外せるようになっています。

パンチキットの取り替え方

革の裏表に注意!カシメは元に戻らない

続いてカシメ打ちの手順を説明します。

パンチで革に穴を空ける

ボタンを取り付ける箇所にパンチで穴を空けます。蓋側の部品のほうが若干大きいので、パンチの先端部品を取り替えて2つ穴を空けます。

ポンチで穴をあける

カシメ打ち其の1 本体側

オールマイティプレートの平らな面を上にして、バネホックの部品Aを載せ、本体側の革をギン面を上にして重ねます。

カシメ打ち01

続いて部品Bを載せて、打ち棒の凹を部品の凸に合わせて、ハンマーで垂直に叩きます!

叩く力が弱いと部品を上手くカシメることができませんので、思い切りよく叩くのがコツです。回数がかさむと打ち棒を斜めに打ってしまったりして、部品が曲がってしまいますので、叩く回数は少ないほうが良いです。

カシメ打ち其の2 蓋側

オールマイティプレートをひっくり返して、部品Dを起きます。このとき、部品の大きさに合った溝に置くようにします。先程とは反対にトコ面を上にして革を重ねます。

カシメ打ち06カシメ打ち07

続いて、部品Cを載せて、打ち棒の凸を部品の凹に合わせて、ハンマーで垂直に叩きます。

それぞれの部品をカシメ終えると、次の写真のようになります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

やたらと部品や道具が多い工程な上、革に穴を空けたり、金属部品を叩いたりと後戻りが不可能な作業の連続ですが、革小物の完成図をアタマに描いて作業すると間違いが減らせると思います。

かくいう私は、何度も革の裏表を間違えたり、打ち棒を斜めに叩いたりして、ボタンを無駄に(間違えて取り付けてしまった金属部品は、ペンチなどで力技で取り外すしかありません。)したりしました。

ボタンのカシメ打ちはレザークラフトの後半の工程ですので、焦らず落ち着いて一つひとつの作業を進めましょう!

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